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京都市の訪問看護と福祉支援 24時間365日の実際
京都市の訪問看護と福祉支援 24時間365日の実際
高齢化が進む2026年現在、在宅療養を支える訪問看護の必要性はますます高まっています。病院の医療と地域の福祉をつなぐ「訪問看護」は、医療的ケアだけでなく生活全体の支援まで視野に入れた看護を提供します。ここでは、福祉と訪問看護が連携してご自宅の暮らしを支える仕組みや、実際の運用ポイントをわかりやすく紹介します。
目次
- 在宅療養での訪問看護の役割と福祉のつながり
- 看護師が担う医療処置とリハビリ・予防の実際
- 家族支援とケアマネ連携:生活全体を支える要点
- 24時間365日体制の意味と夜間・緊急時の備え
- 具体例:京都で広域対応と個別ケアを実践する取り組み
1. 在宅療養での訪問看護の役割と福祉のつながり
訪問看護は、医師の指示に基づく看護を自宅で行いながら、福祉サービスと連携して生活を支えます。病状の観察、服薬管理、創傷ケアといった看護に加え、住宅改修や福祉用具の活用、通所サービスの併用など、生活機能を高める選択肢をつなぐ役割が大きいですね。医療と福祉が分断されず、ひとつの生活として整理されることで、安心して在宅療養が続けやすくなります。
2. 看護師が担う医療処置とリハビリ・予防の実際
訪問看護師は、バイタルチェック、創部管理、胃ろうや在宅酸素の確認、疼痛や呼吸症状のコントロールなどを行います。さらに、廃用予防のためのリハビリ、むせ込みや誤嚥のリスク評価、再発リスクの説明など、医療と看護の両面から支援します。訪問看護の場では、無理のない運動や栄養、口腔ケア、睡眠リズムといった生活習慣まで具体的に提案し、福祉サービスとの併用で効果を高めていきます。
3. 家族支援とケアマネ連携:生活全体を支える要点
在宅療養は本人だけでなく家族の負担も大きくなりがちです。訪問看護では、介護手技の練習(体位変換、移乗、排泄ケアなど)や、看護と福祉サービスの使い分けの相談、感情面のケアまで丁寧に対応します。ケアマネジャーとの情報共有は要で、目標(痛みの軽減、外出再開など)と優先順位を明確にして、訪問頻度・福祉サービス・主治医の診療方針を一枚岩にします。これにより、看護の計画と福祉の資源が矛盾なくまとまり、生活の質が上がります。
4. 24時間365日体制の意味と夜間・緊急時の備え
夜間や休日は体調変化への不安が高まります。訪問看護の「24時間対応」は、急な発熱や呼吸苦、点滴トラブルなどに相談窓口があることを意味します。いざという時に慌てないために、以下の準備がおすすめです。
- 連絡先一覧と服薬リストを一枚にまとめ、電話機のそばへ
- 症状ごとの目安(例:SpO2や体温)を看護師と共有
- 救急受診の判断基準を家族で確認
- 福祉サービス(ショートステイ等)の一時利用先も事前登録
このように看護と福祉の両輪で備えると、夜間の安心感がぐっと高まります。
5. 具体例:京都で広域対応と個別ケアを実践する取り組み
京都市全域と宇治市を中心に、地域に根ざした訪問看護を行う事例として、訪問看護ステーションふぉすたあ伏見があります。特徴は、24時間365日の訪問看護体制、京都市・宇治市以外にも追加料金なしで伺う広域対応、ケアマネジャーや医療機関・福祉機関との密な連携、利用者や家族の思いを尊重した個別ケア、そして在宅生活の継続を重視する姿勢です。「培う(Foster)」という理念のもと、地域との信頼関係を大切にしながら、看護の専門性と福祉の資源をつなぐ実装例といえるでしょう。具体的には、状態像に合わせた看護計画の作成と、多職種カンファレンスでの合意形成を重視している点が、在宅療養の安定に寄与します。
おわりにとこれから
在宅療養を支える鍵は、訪問看護の専門性と福祉資源の賢い活用を、生活者目線で束ねることです。看護が症状を整え、福祉が暮らしを支え、その両方が「自宅で過ごす」という希望に寄り添います。2026年以降も、地域包括ケアの深化に伴い、訪問看護と福祉の連携はより実践的で柔軟になっていくはずです。不安や迷いがあれば、まずは身近な訪問看護に相談してみてください。小さな一歩が、確かな安心につながります。